2023年度のKeio Spring コアプログラム Art/Design/Communication でワークショップ講師をしました。
※原則慶応大学博士後期課程の学生向けになります。
_____
ワークショップ《温かい誤解》
社会生活の中では、人はさまざまな属性を持って生活をしています。名前・年齢・性別などの、生まれ持ったもの。そして職業や肩書き、所属などの社会的な位置付け。しかし、多様性が尊重される今、属性へのバイアスはコミュニケーションの中で思わぬ凶器となってしまうことがあります。それ故に、自分がバイアスを持っていることに無自覚な状態で他者と関わらないよう、他者との関わり方に慎重になり、誤解のないよう努めています。一方で、私たちが生活の中で出来るコミュニケーションは、言葉を聞き、話し、相手がどんな人かを想像で補完していくことでしかできません。だからこそ、それを精一杯やることに意味があるのではないでしょうか。
本ワークショップでは「他者の立場に立つ」ことを言葉通り目指します。コミュニケーションの入り口とも言える自己紹介をベースに、私が他者になる、他者が私になる、というロールプレイを行います。自己紹介しか事前情報がない相手に対し、思い込みだけで相手の人間像を想像し、演じます。そこに本人からのフィードバックが入ることで、自分が他者をどう誤解していたかを知り、そして自分が他者の目にどう映るかを知る機会にできればと思っています。
_____
全3回のワークショップ
日程:6/3,10,24(土)
時間:13:30 - (各回90分)
場所:慶應大学三田キャンパス
写真:小西善仁 , 石田満理佳
使用したスライド(一部抜粋)
Back to Top